神社参拝に訪れたとき、本殿に行く前に「祓戸神社」がある場所が多いのはご存じでしょうか?
なぜ本殿へ行く前にあるのか?の謎解きと、祓戸神社のご利益や神様のご紹介をしたいと思います。
そして、オススメの祓戸神社をお伝えいたします。
祓戸神社のご利益は?祓戸四神って誰のこと?
祓戸神社のご利益
神社は、自分の中の神様の部分と繋がれる神聖な場所です。
でも、私たちは日常にストレスなどケガレと言われるものをまとってしまっていますよね。
そこで、このケガレを除き清めることが必要になります。
体と心を祓い清めてくださる祓戸の神様を祀っている神社が祓戸神社です。
神社参拝の際、先にケガレを祓っておきたいので、先にこちらにお参りするのがいいですね。
祓戸神社に祀られている祓戸四神って誰?
①瀬織津比売神
②速開都比売神
③気吹戸主神
④速佐須良比売神
大祓詞(おおはらえことば)という祝詞(のりと)では、以上の四神を祓戸大神と言っています。
簡単に大祓詞(おおはらえことば)を訳してみます。
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ここは、天照大神の孫が平和に治める日本国。
(中略)
そこにすむみんな罪やケガレが一杯だから、
儀式の準備をちゃんとして
古くから伝わる天界の祝詞を唱えるといいよ。
①川の瀬にいるのが清流の女神、瀬織津比売神。川から海にケガレを持ち出してくれるよ。
②その海にいるのは、速開都比売神。河口や海底で待ち構えていてケガレを飲み込んでくれる。
③海に風を起こす気吹戸主神が地底へそれを拭き放ってくれて、
④地底の国に持ち込まれたケガレを速佐須良比売神が持ち去って封じ込めてしまうよ。
だから、あらゆる罪を消してもらえるから日本国には罪は残ってないんだよ
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そんな感じです(笑)
心機一転新しいステージに向かうには、整理が必要です。
一度持っているものを空っぽにして吟味する必要がありますね。
大神神社・春日大社・弥彦神社おすすめの祓戸神社3選!!
おすすめの祓戸神社をご紹介しますね。
大神神社(奈良県桜井市)
二の鳥居をくぐり、玉砂利の敷き詰められた参道を進むと、
大神神社の祓戸神社があります。
四神が祀られていますね。
みなさん、本殿(三輪山)をお参りする前にこちらで身を清められます。
参拝者が多いときは、鳥居の外からでもお参りできるようにお賽銭箱が外にも置かれています。
大神神社は、参拝客が多いことで有名なので、時間が限られている方は、外からでもお参りいただけます。
春日大社(奈良県奈良市)
御祭神は瀬織津比売神です。
6月30日に行われる夏越の大祓では、ここが会場となり、茅の輪くぐりが出来るようになっています。
茅の輪をくぐると汚れがはらわれると言われています。
弥彦神社(新潟県西蒲原郡弥彦村)
こちらは、弥彦神社の場外末社です。
4月1日と11月1日に、こちらでは「鎮魂祭」が行われます。
御祭神は不明だとされていますが、おそらく祓戸四神の可能性が高いと言われています。
ぜひ一度訪れる価値ありです。
神秘的な場所ですね。
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末社だからといって、素通りせずに、
本殿をお参りする前にぜひご自身の体も心も清めてくださいね。
そうすることで、ご自身の中にいる神様と繋がることができます。
神社のパワーを借りてぜひ感謝とともに次のステージに上がるためのご神託をもらってくださいね。
ありがとうございました。
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