祇園祭のちまきどう処分する?いつまで飾る?

寺社仏閣巡り

祇園祭といえば「ちまき」という方もおられるかもしれません。

「ちまき」と聞くと、もち米が甘辛く味付けされて、笹の葉に包まれたこどもの日にいただくものと思われる方も多いかもしれません。

でも、祇園祭の粽(ちまき)は食べ物ではありません

実は、「ちまき」はお祭りの期間中だけ手に入る有難いお守りなんですよ。

本日はこの「ちまき」のご利益と処分方法をお伝えしたいと思います。



祇園祭のちまき処分方法・いつまで飾るの?

ちまきのご利益は1年間続きます。

お守りや神社のお札などと同じですね。

家に飾るのは1年。

期間の過ぎたちまきは処分します。

祇園祭ちまき処分方法①

各山鉾の返納箱にお返しするのが一般的です。

毎年同じ山鉾にちまきを買いに行く方がほとんどです。

だから、初詣の熊手と同じように、古いものをお納めして、新しいものを買って来るというスタイルです。

 


ちまきを購入した山鉾に持っていくのが毎年の習わしになっているようですね。



祇園祭ちまき処分方法②

八坂神社に返納する方も多いです。

八坂神社には、古札を納める場所がありますので、料金をお納めしてこちらにお焚き上げをお願いしましょう。




祇園祭ちまき処分方法③

ただ、観光で祇園祭に行かれた方は、再び京都に返しに行くのは大変ですよね。

そんな方は、近所の神社等の納札所で処分してもらう方法もあります。

とにかく、お守りやお札と同じ扱いをされるのがいいですね。

 



祇園祭で受けられるちまきのご利益とは?

祇園祭で受けられるちまきのご利益についてみていきましょう。

祇園祭のちまきの由来

粽(ちまき)は、八坂神社の主祭神である牛頭天王に関係しています。
昔、蘇民将来という人の家に、牛頭天王が訪ねてきて、泊めて欲しいとお願いしました。蘇民は貧乏でしたが、それでも手厚くもてなしました。牛頭天王はたいそう喜んで、そのお礼に「今後お前の子孫は私が護ってやろう。目印に腰に茅の輪をつけていなさい」言い残して去っていきました。
そのお陰で後に疫病が流行った際も、蘇民の一族は 生き残り繁栄したということです。

(今はコロナがはやっていますが、八坂神社へ先日参拝させていただいたときも、茅の輪があり、それをくぐるときに蘇民将来と唱えるよう看板に書いていましたよ)

 

このときの護符になった茅の輪は「茅」を束ねて「巻」いたものです。

そこで「茅巻(ちまき)」と呼ばれるようになり、それを同じ発音の「粽(ちまき)」と音を担いで、現在のような形のお守りとして作られるようになりました。



祇園祭のちまきのいろんなご利益のまとめ

各山鉾よって、手作りの粽(ちまき)があります。

そして、それぞれ色々なご利益が期待出来ます。

 

 

  • 役行者山:疫病除け・交通安全 ・安産
  • 鈴鹿山:盗難除け・安産
  • 八幡山:夜泣き封じ・子供の健康・夫婦円満
  • 黒主山:泥棒・悪事除け
  • 浄妙山:勝運向上
  • 鯉山:立身出世・開運・家内安全
  • 霰天神山:雷除け、火災除け
  • 占出山:安産
  • 郭巨山:金運向上
  • 孟宗山:親孝行
  • 油天神山:学問成就
  • 木賊山:迷子除け・再会
  • 船鉾:安産
  • 白楽天山:学問成就、招福除災
  • 太子山:学問成就・知恵を授かる、身代わり
  • 保昌山:縁結び
  • 菊水鉾:不老長寿・商売繁盛
  • 岩戸山:開運
  • 山伏山:雷除け
  • 芦刈山:縁結び・夫婦円満
  • 綾傘鉾:安産・縁結び
  • 四条傘鉾:招福厄除
  • 大船鉾:安産
  • (布袋山:子孫繁栄・壽福増長)

 

地図はこちらが分かりやすいです↓

祇園祭山鉾マップ(前祭)

祇園祭山鉾マップ(後祭)



ぜひいろんな御利益のあるちまき。手に入れてはいかがでしょうか?

(コロナの影響で2022年がどうなるかはまだわかりませんが、最近は通販で買えるちまきも出てきていますよ)

 

マンションや一戸建てでのちまき飾り方や複数飾る方法はこちら>>>

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] […]

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